準備中の私塾

ふらりと立ち寄って何かを拾っていってもらえるように。。(一通り勉強してこられた一般の方向け)

英語は語順で話す:第2文型(例文たっぷり)

お馴染み This is a pen の文型。

I'm on the way home.

この文を旧来の文型に求めると、 論理的には、be動詞を叙述動詞(第2文型)と見ても、存在を意味する動作動詞(第1文型)と見ることもできるのだ。on the way home は、前者の考え方では形容詞だが、後者の考え方だと副詞ということになる。ただ、be動詞は動作動詞というより叙述動詞だろう、というやや主観論になってしまう。

ところで、homeはすっかり副詞として用いられる。この home に to the や to my を付けるのは幼すぎるらしい。いずれにせよ、この home は way だけを修飾しているのでも、be動詞を修飾しているのでも、主格補語でもない。場所や時を言う表現は「いつ、どこで、だれが、なにをどうした」と言うように、主語、動詞、目的語とはまた別に情報伝達に必要となり、たかが副詞だけれども、文意を成立させるのに必須の要素となり得る。この home は方角という場所に類する副詞だ。

[ADDITION on Dec. 26, 2017]

主語+動詞+補語(SVC)の形で、主語が何であるか、どうであるか、などを述べます。補語は正確に主語を言い表すことが求められ前置詞や不定詞などで整える必要があります。

補語になるのは名詞形容詞(名詞相当語句、形容詞相当語句(前置詞句など)を含む)
▶補語と修飾語(副詞)の違いは、補語は文の不可欠な要素で、ないと文が成り立たず、修飾語はなくても文が成り立つ。
- My sister looks well today.〔補語〕
- Study your textbook well.〔副詞〕

▶【基礎】目的語を取らない動詞は自動詞。第1文型の動詞は完全自動詞。第2文型の動詞は補語を取るので不完全自動詞

 

<第2文型の例>

1.状態

beのグループ:be, lie, sit, stand など

〔be動詞は「〜がある、存在する」の意味の時、完全自動詞(第1文型)。「〜は〜(補語)である」の意味の時、不完全自動詞(第2文型)〕
- Today is Wednesday.
- This is it! これです!
- This machine is out of order. この機械は故障しています
- That movie was of excellent quality. あの映画は質の高いものだった
- It's nothing to me. それは私にはどうってことないです

- The land has lain idle for years. その土地は何年も使われずにいる〔lie-lay-lain〕
- The money is lying idle in the bank. そのお金は銀行で眠っている

- They never sit still long enough. 彼らはぜんぜんじっとしていない
- He sits reading there. 彼はあそこで座って読書している〔現在分詞の形容詞用法〕

- The factory stood idle due to the strike. 工場はストライキで動いていなかった
- He stands six feet. 彼の身長は6フィートだ
- I stand accused. 私は告訴されている
- The house stood empty. その家は空き家のままだった
- The score stood at 8 to 4. 得点は8対4だった
- The thermometer stands at 40ºC. 温度計はを40℃を示している

- The statue still stands there intact. その彫像はまだそこに無傷で建っている〔there は副詞。intact が形容詞でこの文の補語〕

 

keep のグループ:continue, hold, keep, remain, stay など

keep silent / calm / warm / in touch 黙っている/穏やかでいる/暖かくしている/連絡し続ける
remain silent 静かにしている、黙っている
stay happy / cool / dry / etc. ハッピーでいる/涼しくしている/濡れずにいる
stay tuned チャンネルを合わせておく(テレビ番組などでコマーシャル前に)



2.状態の変化

come true / alive / cheap / be proven guilty 実現する/生き返る、生き生きする/安くつく/有罪となる

〔get は口語〕
get dark / sleepy / wet / angry (空などが) 暗くなる/眠くなる/濡れる/怒る
get used to 〜に慣れる
get bored / fired / excited / tired / hurt 飽きる/解雇される/興奮する/疲れる/怪我をする〔補語が過去分詞の形の形容詞の場合、受動態のbeの代わりとも解釈可能

go bad / crazy/ wrong / bankrupt / blind (食べ物などが) 悪くなる/発狂する/間違いが起きる/破産する/盲目になる〔go は悪い状態になるときに
- Oils go rancid. 油は悪くなります
- I'll go insane like this. これでは私は気が狂います

grow old / cold / sick / uneasy (次第に)年をとる/(次第に)冷える/(次第に)嫌になる/(次第に)不安になる

fall asleep / in love / victim / ill / silent 眠りに落ちる/恋に落ちる/犠牲になる/病気になる/静かになる
fall short of 〜が不足する、達しない

turn red / pale / cold / rainy / stormy / traitor 赤くなる/青ざめる/冷たくなる/雨模様になる/嵐になる/裏切り者になる

become sick / make ~ / run short 病気になる/〜になる/不足する

 

3.印象:seem(主観的)、appear(書き言葉)、look(視覚的)
「〜のようである」

- It seems strange to me. それは変だと思う
- It seems that a storm is coming. 嵐が来ているようだ
- The problem seems (to be) of great importance. その問題は非常に重要なようだ
- He seems (to be) sick. 彼は病気のようだ(直接会って感じたこと)
- It seems (that) he is sick. 彼は病気らしい(人から聞いたこと)
- They seems to know each other very well. 彼らはお互いをよく知っているらしい
- It seems to me that something is very wrong. 私には何かがとても間違っているように感じる

- It appeared to us that he was guilty. 私たちには彼は有罪に思われた
- They appears (to be) interested in the project. 彼らはそのプロジェクトに興味を持ったようだ

- It looks like snow. 雪になりそうだ
- The old couple looked (to be) in good health. その老夫婦は健康そうだった


4.感覚:look, feel, smell, sound, taste
「〜と感じる」

- You look good in this dress. このドレスが似合っています
- He looks handsome. 彼はハンサムです
- Everything in this store look nice. この店のものはみんな素敵に見えます

- I feel hungry. お腹が空いた
- I feel good. 気分がいいです
- I don't feel like going out. 出かけたくない〔口語〕
- I feel like ice cream. アイスクリームの気がする (食べたい)〔口語〕

- Something smells good. 何かいいにおいがする

- It sounds good to me. それでいいと思います
- That idea sounds wonderful. そのアイディアは素晴らしいです
- (It) sounds great! すごい!素晴らしい!

 

5.補語に相当する語(句)

- She married young / happy / etc. 

- He died hard / young / happy / a rich man / etc. 彼は大変な死に方をした/若くして死んだ/幸せのうちに死んだ/財産を残して死んだ

主語を形容する形容詞は文句なしに第2文型だが、hard は動詞を修飾するのでこれは第1文型ということになる。

- He returned to his town a different man. (徹底例解ロイヤル英文法, p30)

to his town は到達点を言う場所の副詞。a different man は主格補語。副詞を挟んだ第2文型。

[last editted on Jan. 9, 2018]