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準備中の私塾

ふらりと立ち寄って何かを拾っていってもらえるように。。(一通り勉強してこられた一般の方向け)

英語は語順で話す:特殊な文型(例文たっぷり)

構文:意味や解説、類語。文の構造。文章の組み立て。
文型:意味や解説、類語。文の構成上の類型。個々の具体的な文表現から抽出した各種の文の形式を文例によって組織的に示すもの。
(デジタル大辞泉@goo)

特殊な文型もどれも基本の5文型で説明はつくようです。よく「構文」とか「慣用表現」として扱われるものです。

通常、話は間を置くように始めて、要点は文末に置くのが分かりやすいとされ、英語には間を置くように話し始められる、決まった言い方がいろいろあります。そんな決まり文句の中で、主語と述語が含まれるものは、文型とか構文と呼ばれるのですね。ここにあげるのはそのほんの一部です。

存在を知らせる<There is … >構文
※ 同じ形でも間投詞的に「ほら、あそこに〜がある・いる」と言う There is ~ は別物。

<基本事項>
  • 「〜がある、いる」と存在を提示。
  • この there に強勢はなく、弱く [ðər] と発音
  • この there は形式主語で意味は特にない。疑問文では主語として扱われ、be動詞と位置が入れ替わる。
  • 意味上の主語(真主語)は動詞のあとにくる。
  • 動詞は真主語の数と人称に呼応し、be動詞の他、live, come, exist など存在や出現を表す自動詞がこの構文になる。
  • 副詞 (there) + 動詞 + 主語の形の第1文型とされる。
  • (英語では existential there, existential sentence と呼ばれる。)

- There's a café on the corner. そこの角にカフェがあります〔A café is on the corner. と言うより自然(参考: SWAN's "Practical English Usage")(A café is ~. の形も人やスタイルによって使われ得るが)通常、間を取るように話し始め、要点は文末に置く(強調する場合はその限りではない)〕〔The café is on the corner. は既出の話題として普通〕

There is controversy there. あそこには論争がある〔「あそこに」と言いたい場合は別に there をつける〕
- Is there any prospect of the weather improving? (Cambridge Dictionaries) 天気の回復の見込みはありますか?
- There were some speculations. 少々憶測がありました
- There is a clause in the contract forbidding tenants to sublet. (Oxford Dictionary) 契約書の中にテナントの又貸しを禁止した条項がある
- There was political strife during the rebellion. その反乱の最中に政治闘争があった

くだけた言い方では単数・複数に関わらず There's が定着しています。
(正) There's some magazines on the rack. その棚に雑誌があります

★ この真主語は不特定の名詞が多いですが、これは、この構文が基本的に、相手の知らない存在を提示する言い方だからで、例えば、クイズに答える時や、何かを思い出させたい時などは、何のことか分かるように関係代名詞や of の導く句などの修飾語で説明をつけることで the のついた特定の名詞ともなるし、口頭文や口語調で話したばかりのことを再度取り上げるなら、the をつけても後続の修飾語は一切省くかもしれません。また、ある集りに誰がいたかを欠席して知らない人に伝えるなら、固有名詞も真主語になります。

★ ただ、職場や学校などで人の出欠を問うような場面には使えません。例えその日はいなくても、通常はそこにいると皆が知っている人について使うと変に聞こえます。なぜなら、Is there …? と問えば there に意味はなく、この世に(あの世も含めてよいかもしれませんが)存在するかどうかを聞く表現だからです。

-(誤)Is there Mr. Smith here today?

-(正)Is Mr. Smith here today?〔人の出欠を訊くにはこの形/電話で訊く場合は here を there に〕

-(正)Is there a Mr. Smith working here? スミスという人はここで働いていますか?

- "Are there any mountains whose peaks straddle national borders?" "Well, there's Mt. Everest on the border between China and Nepal."(StackExchange のユーザ)「国境をまたぐ山はありますか?」「そうですね、中国とネパールの国境にエベレスト山があります」〔固有名詞/質問への答え〕

- "There's Sue to consider." (The Cambridge Grammar of the English Language, 2002, page 1393)

- "Who was at the party last night?" "There was Mary, Sue, Fred, Matt, and Sam." (The Cambridge Grammar of the English Language, 2002, page 1400)〔主語に複数が列挙されている場合、その最初が単数なら be動詞を単数扱いにできる〕

- For instance, there's the story of the right and wrong way to make a home cosy and attractive. ("The Grand Rapids Furniture Record" Volume 42, Page 43, 1921)

- For instance, there's the debate between Pickering, the constructivist and Franklin, the rationalist, on the acceptance of the … ("Social Constructivism and the Philosophy of Science" Page 38, 2013)

- To be, or not to be: that is the question: (……) To sleep; perchance to dream: ay, there's the rub; For in that sleep of death what dreams may come When we have shuffled off this mortal coil, Must give us pause: there's the respect That makes calamity of so long life; (Shakespeare, Hamlet)

 

【発展】

この文型が準動詞(to不定詞・動名詞・分詞)として別の文の一部になる場合:
【受験生:センター試験に出題されています】

▶ be動詞が to不定詞になった例:
- I wanted there to be no mistake. 間違いのないようにしたかった
- I'd like there to be a classical folly in this beautiful garden. この美しい庭園に古典的なフォリーがあるといいですね

▶ be動詞が分詞構文(現在分詞)の例:〔分詞構文は文語〕
- There being nothing to do, I went back home. 何もすることがなくて家に戻った
- There being no objection the meeting was adjourned at 8:50 p.m.(Goole検索)反対はなく会議は午後8時50分に散開となりました

▶ be動詞が動名詞の例:
- She insisted on there being a third party. 彼女は第三者の存在を主張した(ロイヤル)
- "How do you like this park?" "It's wonderful! I never dreamed of there being such a quiet place in this noisy city."(平成7年度センター試験)

この文型に使われる be動詞以外の動詞:

arise (起こる), come (来る), exist (存在する), follow (後に起こる), happen (起こる), live (住んでいる), remain (残っている), stand (ある), lie (ある) など

- There once lived a ~.〔昔話の始まり文句〕かつて〜が住んでいた
- There followed a brief period of silence. そして束の間の静寂があった
- There seems little prospect of an end to the dispute. (Cambridge Dictionaries) この論争の終結しそうな気配はあまりないようだ
- There never arose any problem.〔否定文には didn't ではなく never を使う〕問題は何も起きなかった(プログレッシブ英和)


<It seems that …>構文

「〜らしい、ようだ」
この It は非人称の it と呼ばれ、漠然と物事を指す〔that節が意味上の主語ではないので形式主語ではない〕。間を置くように「断言しないが」とまず断って、that 以下に主語述語含めてまとめて言える便利な言い方。
▶ 第2文型。
- It seems that something is wrong with her. どうも何かが彼女に問題しているようだ
(= Something seems to be wrong with her.)

- It seems that he is ill.〔人から聞くなどして〕彼は病気らしい
(He seems (to be) ill.〔直接会って〕彼は病気のようだ)

-(誤)He seems that he ~.(▶(正)He seems (to be) of great importance.)
-(誤)It looks that ~.(▶(正)It looks like ~.)

仮定法の<It is time (that) …>構文

that節を仮定法過去〔動詞を過去形〕にして「もう…していてよいころだ」という意味になる。(主節が過去形の場合も that節は仮定法なので時制の一致を受けない)

- It's time you went to bed. もうあなたは寝ている時間ですよ

- It's (high/about) time you finished your book. もうその本を読み終わっていていい頃だ〔high や about をつけても同じ意味〕

 

<I like it when …>構文

「〜のときが好きだ」

くだけた口語。
- I like it when I can go home earlier. 家にいつもより早く帰れると嬉しい
- I hate it when you say something like that. あなたがそんなことを言うと嫌です
- I love it when you take me out for dinner あなたが夕食に連れて出してくれるのは嬉しいです
- I can't stand it when you do that. (Oxford Learner's Dictionary, stand の例文として)


<注意すべき基本5文型> 

肝心なのはこういう言い方もするということ。何文型かは参考まで。

- I left the office exhausted. 私は疲れきって事務所を出た〔第3文型/exhausted は主語の状態を述べている(主格補語に相当する)ので第5文型ではない〕
- I sold him my car brand-new. 私は彼に私の車を新品で売った〔第4文型/O₂の目的格補語に相当する語句がついた例/brand-new は my car の補う補語〕
- The plan struck me as excellent. その計画は私にはすばらしく思われた〔第3文型/as+補語は主語を説明している〕
 〔比較〕- I regarded the plan as excellent.〔第4文型〕
- I learned it the hard way.〔第3文型/the hard way は動詞を修飾する副詞句〕
- He returned home a different man.〔第1文型/home は副詞/a different man は主格補語に相当する語句〕