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準備中の私塾

ふらりと立ち寄って何かを拾っていってもらえるように。。(一通り勉強してこられた一般の方向け)

レポート:現在完了形の「現在とのつながり」とは

よく言われる大事なポイントは、現在完了は「現在との繋がり」がないと使えない、ということですが、そう言われてもまだ分かったような分からないようなことはありませんか?

今回、StackExchange.com で盛り上がっていた質問は、どうして“The Chinese have invented the printer”とは言えないのかというものでした。文法書に「完了形は現在とのつながりがなければ使えない」とあるが、プリンターは今もあるから使えるのではないか、というものです。

しばらく試行錯誤のコメントをしながらネイティブたちが、こういう時なら言えるよ、と言い出しました。

先生:"Class, tell me, what have the Chinese invented?"

生徒A:"The Chinese have invented the printer."

生徒B:"The Chinese have invented paper."

生徒C:"The Chinese have invented Chinese food."

(from StackExchange)

これなら問題なく言えるということです。

そして、閃いた人が現れて素晴らしいアンサーを書いてくれました。

そうなのですね、文脈なのです。「現在との繋がり」は文脈にあるかどうかです。けして、プリンターが今も存在するかどうかではないのでした。

上の例で先生が出した問題は、現在完了形を使うことで効果的に「これまでに」という現在とのつながりを言外に言っているのです。“What have the Chinese invented up until now?”と言ったのと同じことになるのです。

これがもし、このような脈絡ではなく、単に史実を言いたい時に現在完了形で “The Chinese have invented the printer” と言うと、ネイティブは現在との繋がりを期待して、よく分からないけど何か最近、革新的なプリンターができたの?などと思ってしまうのです。

そういうわけで、単に史実、過去の事実として、中国人が大昔に(※古さの問題じゃないですが)印刷機を発明したことを言うなら

“The Chinese invented the printer.”

過去形にするのが正解なのですね。

 

(完了形については英語圏でも専門家が200年以上論議してきて、やっとこの10年くらいで意見がまとまりかけてきたくらいだそうで、アメリカよりイギリスで好まれるといった場合 や、特に口語では個人差もあり、いつもはっきり完了形を使った理由を言い切れるわけでもないそうです。)