完了形は時間的様態/時制は時間的場所
英語で過去を言う基本の形は過去形です。(M. Swan, Practical English Usage, 421.4) 現在完了形は「これまでに」という時間的幅があるのと、過去のことを現在形で言う点が違います。(時制は「現在・過去・未来」以外になく、言語学では完了形は進行形とともに相という時制とは別の概念です。時制が時間的場所のことで相は時間的様態のことです。【参考】"(...) Thus tense refers to temporally when while aspect refers to temporally how." (Wikipedia | Grammatical Aspect | Modern Usage))
日本語でも過去のことを現在形で言う表現があります。(例)「したところです」「やってあります」「やったことがあります/(以前)しています」
イギリスでより頻繁に完了形を用い、アメリカ口語ではよく単純過去に略してしまいます。
I have just finished work
I just finished work
この場合はどちらも同じ意味になってしまいます。敢えて言えば、文体や、主観の問題で、完了形の方が”きちんと”言っているのが感じられれば良いと思います。